学生時代、友人が留学しているのをSNSで見て「私も留学したいな」と思ったものの、金銭的・時間的都合などで結局できなかったという方もいるのではないでしょうか。
そのまま、社会人になってからも「いつか留学してみたい」と思う方もいるかもしれません。
筆者もその一人でした。そして大卒で入社した会社の2年目で、1週間ですが超短期留学をオーストラリア・シドニーで実践しました。
本記事では、筆者の体験談を通じて、「働きながら留学はできるのか?」「そもそも意味があるのか?」「お金はどれくらいかかるの?」という分野を中心に話していきたいと思います。
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私は当時製造業の営業マンとして勤務をしていました。もともと学生時代旅行好きで、海外に漠然とした憧れがあり、海外で働いてみたいという気持ちが強かったのが理由です。
ですが、学生時代の私は英語ができず、TOEICも500点いかなかったくらいだったと記憶しています。
そのような私を海外系の仕事で雇ってくれるはずもなく、であれば海外に行きやすい製造業で、国内での経験を積んでから海外と関わる仕事をしよう!という理由で就きました。
その悔しさもあり、入社後もTOEICの勉強をし、スコアを860点まで上げました。
しかし、TOEICだけではスピーキングやアウトプットができないと思い、それなら1週間でいいから留学しよう、という思いで夏季休暇を利用して留学を決意しました。
英語を公用語として使用している中で、日本との時差が少ない(2時間ほど)ので、帰国しても時差ぼけで業務に支障がないと思ったからです。
また、治安がよいことも一つの決め手でした。
おおよそ40万円かかりました。ですが比較的高いほうだと思います。
私は一人での海外が初めてだったので、羽田→シドニーまでのANAの直行便を使用しました。
これを海外の航空会社でかつ経由便にすればさらに価格が抑えられると思います。
シドニーではホームステイをしました。ホームステイ先にはもう一人の日本人がルームメイトで、すぐに仲良くなりました。
語学学校では、初日にクラスの振り分けテストがあり、スピーキング・ライティング・リーディング・リスニングの4分野の実力を測りました。
5〜6段階あり、私は上から3番目くらいのクラスに振り分けられました。
クラスメイトは英語を学びに来ている人が多く、アジア人がほとんどでした。日本人も多くいて、休み時間に日本語でおしゃべりもできました。
学校は午前中で終わり、午後は任意でもう一時限だけ受けられます。内容はビジネス英語よりも、日常生活で使うような英語を学ぶような形でした。
午後以降は自由時間なので、クラスメイトとシドニー観光をしました。ですがシドニーは意外にもあまり観光地は多くなく、クラスメイトとおしゃべりしながら街をぶらぶらしました。
学生時代に戻った感じがして、いい思い出になりました。
クラスメイトとは日本人外国人問わずSNSアカウントを交換して、今でも繋がりがあります。
日本から帰国後、会社の社内公募制度で新しい海外部署の新設に伴う募集があり、さっそく応募をしました。
面接では、面接先の上長が非常に前向きに私の留学の体験談や、職種への志望理由も聞いてくれました。
おそらく、海外にかかわる仕事に就きたいために努力したことが、評価されたのだと思います。そして、その部署には内定をいただき、異動のオファーをいただけました!
しかし後に非常に激務な部署であるという噂をきき、オファーは辞退することになりましたが、英語を使う機会のある仕事に挑戦できるチャンスがあるのなら、またチャレンジしてみたいと思います。
以上で、私の体験談をお話しました。
まず、私から伝えたいことは「超短期留学でも、非常に意義がある!」です。
たとえ1週間程度であったとしても、留学したという事実は生涯に残り続けるし、友人もできるので人生の糧になることでしょう。
また、筆者はその後転職しましたが、その際も海外系の職種を受けた際に評価いただけました。おそらく、目標へ向けて行動したことで熱意が伝わったのではないかと思います。
その点では1週間留学だったとしても転職活動等で評価されると思います。
1週間程度の長期休暇が取れないとなかなか難しいと思いますが、ゴールデンウィーク等に行くという方法もあるので、迷っている方はぜひ計画を立ててみてはいかがでしょうか?
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