登山にお出かけする際に必須となるのが、行動食です。携行食ともいいますね。
初めて登山に行かれる方にとってなぜ行動食が必要なのかわからないと思う方もいますが、筆者としてはマストアイテムであると考えます。
そこで、今回は行動食が必要な理由と、オススメの行動食を紹介します。
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そもそもなぜ登山に行動食が必要なのでしょうか?それはズバリ「動けなくなってしまうから」です。
自転車やマラソン等をやっている方で、ハンガーノックという言葉を聞いたことがありますか?
体内の栄養がなくなってしまい、身体を動かすエネルギーがなくなってしまう、いわばガス欠状態になってしまうことを指します。
筆者もロードバイクをやっていた時に一度ハンガーノックになりましたが、本当にエネルギーがないという感覚でまったく身体が動かなかったことを覚えています。
ただ、マラソンや自転車の場合は近くに自販機やコンビニがあることもあるので、どうにかなることも多いです。
しかし、山の場合は道中に飲食店などないので、そこでハンガーノックになってしまっては大変です。
登山用語でシャリバテ(シャリ=ご飯 が足りなくてバテる)とも言いますが、そのような状態にならないためにも、行動食は必要不可欠なのです。
中にはダイエット目的で登山しているのにおやつを買うなんてごめんだ…!という方もいらっしゃいますが、行動食はオーバーに言えば非常食の役割も果たすので命に関わる話にもなってきます。
高カロリーなお菓子や食べ物を食べても多くカロリー消費をしているので、一種のチートデイと考えて遠慮なく行動食を用意しましょう。
まずオススメしたいのがラムネです。脳や身体の活動の大きなエネルギーであるブドウ糖を効率よく摂取できます。
かつては駄菓子屋さんで売られていたようなラムネ瓶型の容器に入ったものが主流でしたが、最近はコンビニでチャック袋に入ったラムネも見かけるようになりました。
チャック袋型のものであれば、食べ終わった後もゴミがコンパクトにまとまり、荷物になりにくいのでオススメです!
ナッツは非常に食べやすくてオススメです。アレルギーのある方は食べられないと思いますが、問題なければぜひ小袋のものでよいので持っていきましょう。
良質な脂質がとれ、空腹感も抑えられます。さらに高カロリーなので、シャリバテを防ぐことも可能です。
ダイエット中の空腹感を抑える際にもナッツがオススメされていることもあるので、ダイエット中の方でもそこまで罪悪感なく食べられるのではないでしょうか。
やはり運動しているときは糖分を摂りたくなりますよね。
糖分が取れるお菓子として、真っ先にチョコレートを思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、普通のチョコレートだと登山中に溶けてしまって食べられなかった…なんてこともよくあります。そこで筆者がオススメするのが、森永製菓のBAKEのような焼きチョコです。
焼きチョコであれば、溶ける心配もそこまでないため、長く外にいる登山に最適です。周期だけでなく、夏季の登山などにも適しています。
ドライフルーツもオススメの行動食の一つです。
こちらも糖分を摂取するのに適していますが、ご飯やパンの糖質に比べ血糖値を上げにくいので、ダイエット中の方にもオススメですし、眠くなったり体が重くなったりすることもありません。
なにより、皮ごと食べられるのでフルーツの栄養をまるまる摂れるのも大きなメリットです。
筆者のオススメは、先ほど述べたナッツとドライフルーツを一つの容器に入れて持ち歩くこと。
これにより登山中の空腹感も抑えることもできますし、食べたいときにちまちまと食べられるので非常に行動食としてはベストです!
ここまででオススメの行動食をご紹介してきましたが、いかがでしたか。
行動食を選ぶ際に一番大切なことは、「自分が食べたいと思うかどうか」だと思います。
小学校のころ、遠足の前におやつを300円で選んだ記憶がある方は、その当時遠足の時何を食べようか、駄菓子を見ながらその時わくわくした感情があったのではないでしょうか。
登山の行動食を選ぶ際も、まるで遠足のおやつを決めるときのようなワクワク感があります。
そして持ってきた行動食を一緒に登った仲間と交換しあったりすることで楽しい登山になることでしょう。
ぜひ、あなたに合った行動食を選んで、楽しい行楽シーズンにしましょう!
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