皆さん、お仕事で平日はかなりお忙しいことだと思います。本当にお疲れ様です!
ですが、最近仕事のことを考えると体調が悪くなって…なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
休みたくても休めない!ということで非常に悩んでらっしゃる方もいるのが事実です。しかし、思い悩む必要はまったくありません。
本記事はそんなあなたに、メンタル不調で休職経験のある筆者が、自身の体験談などをもとに、仕事の限界サインと仕事の休み方を解説します。
一読すれば「替えがきかない私でも休んで大丈夫なんだ!」「自分では気付かなかったけど限界がきていたんだ」を考えられるようになります!
ぜひ、少しでも読者の気持ちが和らぐ一助になれば幸いです。
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2020年の新型コロナウィルスが原因の世界的な混乱の影響で、メンタル不調を訴える人が急増しているそうです。
実際に労働者健康安全機構の調査でも、メンタル不調に関する相談件数が急増しているというデータがあります。
さらには近年でも有名人の自殺報道等や、テレワーク等による人との接触機会の減少で、病んでしまったり、最悪の場合自殺してしまう方も増えているかと思います。
自殺される方はじわじわと死にたい気持ち(以下、希死念慮という)が出てくるものでは?とお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし実態はそうではなく、まるでふと「そうだ、今日ラーメン食べに行こう」と思い立つようなイメージで突発的に死のうと考えてしまい、行動に移してしまうものです。
筆者も通勤途中にふと電車が来たときにこの電車に身を投げたら死ねる…と思ってしまい、線路に吸い込まれるような感覚を得た経験をしたことがありました。
このように、メンタル不調は放っておくと、自身に危害を加えてしまうなど、非常に危険なのです。
お休みを取ることに躊躇ってしまう方は、「休んだら迷惑がかかる」という理由で休むことに対する罪の意識を感じてしまいがちです。
それが理由で頑張りすぎてしまうという方はいらっしゃるのではないでしょうか。
まずは、一度「迷惑がかかる」という感情に対して一度整理をしてみましょう。
たとえば、以下の3パターンが当てはまるでしょうか。
それぞれに対して、一度考え方を変えてみましょう。
サービス業の方であれば特に気にされると思いますが、一度自分自身の立場になって考えてみてください。
利用しようとしているスーパーやーレンタカー屋さんが臨時休業になったら、まずは代替案を探しませんか?
たとえば別の近くのスーパーに行く、レンタカー屋さんも他のお店を探しにいくと思います。
確かに職場に対しての一時的なネガティブなマイナス感情は抱くかもしれませんが、それをずっと引きずることはないはずです。
普段お世話になっている上司や同僚だからこそ、休んだ時に誰かがその仕事を請け負わなければいけないと考えると罪の意識を感じますよね。
あるいは「私がいないと会社が回らない」と、考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、これは良い意味でも悪い意味でも「あなたがいなくても会社は回る」事だけは覚えておいてください。それはあなたじゃなければできない仕事というのは実は「ない」ということです。
ネガティブに捉える必要はありません。
カズレーザー氏があるyoutubeのインタビューで「Appleの社長はジョブズからティムクックに変わっても業績を伸ばし続けている。ジョブズで代えが効くなら大丈夫ですよ」という言葉を残しています。
誰かにしかできない仕事というのは「この世に存在しない」のです。もし社内であなたがその仕事しかできない人だったとして、仮に抜けてもその代えの仕事ができる人を上層部が探すだけです。
それは上層部の仕事ですから、あなたが深く考える必要がないのです。
とくに結婚して守るべきものがある方にとってはこれも重大な問題だと思います。ですがこれも「あなた一人で背負う必要がない」と考えることで気持ちが楽になりませんでしょうか。
たとえば配属者に仕事を頑張ってもらう、祖父母や兄弟の協力をあおぐ、友人に年収が減った場合の対処法を相談するなどが考えられます。
また、後述しますが休んでもしばらくはお金に関してもあらゆる対策があるのでそこまで心配しなくて良いと思います。
以上のように、@〜Bの解決策を見るといずれも「あなたの代わりはちゃんといるから安心して」と考えることができます。ですので、どのような問題もあなた一人で抱え込む必要は全くないのです。
では、どのようなサインを感じたら休養をとったほうがいいのか?次項で説明します。
休むべきサインとして代表的なもののひとつです。
よく「ストレスが原因で全然眠れなかった」ということを聞いたことある方もいらっしゃるかもしれませんが、「深夜3時に起きてしまった」というように、「中途覚醒」というパターンも仕事の限界サインとして挙げられます。
いずれにせよ、睡眠に少しでも乱れを感じるようになったら、自身の仕事の限界サインが来ている、と捉えて良いです。
皆さんは趣味はありますか?ゲーム、アウトドア、映画鑑賞…など、趣味は多種多様かと思います。
ですが、ストレスが非常にたまった状態だと「好きなことが楽しめなくなる」という現象が起きてしまいます。
筆者の体験談ですが、私はもともとアウトドア派で、土日は毎週スノーボードに出かけるほどのスノーボード好きでした。土日では足りず、平日の夜に車を飛ばしてナイターを滑りに行ったこともあるレベルです。
ですが、メンタル不調時、1〜2時間滑っただけでしんどくなってしまい、スノーボードの楽しさが全く分からず、午前中で切り上げて早く帰ってしまったことがあります。
その後スキー場に行くまでが非常にしんどくなってしまい、スノーボードを全くできなくなってしまった時があります。
このように、自身の趣味を楽しめなくなってしまったことはかなり仕事に限界が来ている、と考えて良いです。
これも仕事に限界が来ている大きなサインのひとつとなります。
「仕事のストレスはお酒やおいしいご飯を食べて解消する」という方はいらっしゃるでしょうか。それ自体は健康面を置いとけば全く悪いことではなく、しっかりとしたストレス解消法がある、と考えられます。
一方で最近いつも以上にご飯を食べてしまう、お酒を飲んでしまう。または食べなくなったり飲まなくなったりした…と、平常時の食生活に比べて量に変化があった場合は要注意です。
筆者も過食状態になり、ストレスで体重が10kg増加しました。
それにより外見が崩れて、自分に対する自信がなくなり、自己肯定感が下がりその負の感情を解消するためにまた食べる…という負のループに陥ってしまいました。
このように、食欲に関する変化は仕事の限界サインと捉えて良いと思います。
ここまでで仕事の限界サインをご紹介しましたが、それではもし限界サインを感じたらどうすればよいのか?について次項で説明します。
仕事の限界サインが来たらまず「休む」ということをしてください。本記事を読んでいただいた方にどうしてもこの部分だけは覚えていて欲しいです。
とはいいながらも、休み方がわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、休み方を2つ紹介します。
まずひとつは「メンタルクリニックに行く」ということです。いきなりハードルが高いのでは?とお思いのあなたにこそ実践していただきたいです。
日本人は未だに精神論的考えがあるので、こういう精神科に通うことを恥ずかしいと思いがちですが、実は「誰しも一生に一回はメンタルクリニックにお世話になる」と精神科医を務めている筆者の友人が仰っていました。
なので、恥ずかしがることなく、病気の予防のために通う、という感覚でまずは最寄りのメンタルクリニックに行ってみてください。
そしてもうひとつは「電子機器に触らない時間を作る」ことです。これは私用・社用の電子機器すべてを指します。
仕事で頭がいっぱいになっている方は、お休みの日でもいつ仕事関係の電話がかかってくるかわからない、等どうしても電子機器に気を取られがちです。
1日ずっと放置しておくのは勇気がいるかもしれませんが、例えば「休みの日は1時間だけでも電子機器に触らない時間を作る」とするのはいかがでしょうか。
1時間程度であれば、仮にその間に電話がかかってきたとしても折り返す間隔としては自然です。または留守番電話機能を使うのもいいでしょう。
もし社用携帯に留守番電話機能がなければ、専用のサービスがあるのでそれを契約するのもひとつの手です。
以上のように、まず簡単に休み方を紹介しました。そして、もし休職することになっても、基本的にはお金の心配はそこまでいりません。
有給休暇の消化してある程度収入が入ってきますし、使い切っても傷病手当金の付与があります。
傷病手当は申請からもらえるまでスパンはあるものの、手当を出すのは健康保険組合なので会社へのデメリットは全くありません。
したがってちゃんともらえるものと認識していただいて大丈夫かと思います。
本記事では仕事の限界サインと休み方について紹介いたしました。
改めて、今回お読みいただいた方には「よく頑張った!まずは休む!」ということを頭においていただきたいです。
日本は幸いにもかなり恵まれた国で、意外にも生きていればどうにでもなるシステムが多数用意されています。
ですので、まずは悲観的にならず、いったん休んでリフレッシュしてから、これからどうしていくか?を考えていきましょう!
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