「サウナーになることは、よいことばかりではない」
こう聞いてえっ?!と思った方は多いことでしょう。
近年はドラマ『サ道』のヒットもあり、サウナを趣味とする人達、通称「サウナー」が老若男女問わず増えてきました。
とくにドラマ内でサウナーの聖地として紹介されていた上野の「北欧」は、あまりの人気さに予約制となり、それでも土日は予約がなかなか取れないほどです。
しかしながらサウナは、よいことばかりではないのも事実かなと筆者は思います。
そこで本記事では現役サウナーの筆者が、サウナのメリットデメリットを紹介します。
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ストレス発散を目的として入られている方も、多いのではないでしょうか。
たしかにサウナを取り扱う書籍を読むと、「交感神経と副交感神経を互いに働かせることにより、リフレッシュ効果が得られる」と書かれています。
事実筆者もサウナに入る前はストレスフルでも、汗を流して水風呂に入って整った後は、とてもすっきりした気持ちになり、ストレスもすっかり忘れてしまいます。
サウナはストレス発散になるというのは体験談からしても、事実なのかもしれません。
最初は家の近くのサウナに足しげく通っていても、次第にサウナ巡りをしたい!と思うようになります。
たとえば水風呂の水質に定評があるサウナーの聖地「サウナしきじ」は静岡県にありますが、気づいたら通っていたり。
今まで旅行に行かなかった人でもサウナーに転身することで、おのずと日本各地に出かける理由ができ、行動的になります。
自分の世界が広がり、人生を充実させることができるのです。
次はデメリットを紹介します。
「サウナは疲労感がたまる」と考えます。
サウナ室に入ると心拍数が上がり、水風呂に入って心拍数が下がって、また心拍数を上げて…と、まるでスポーツのインターバルトレーニングをしているかのごとく、心臓に強い負担がかかっています。
「サウナに入った後は寝つきがいいんだよ!」という方もいますが、よくよく考えれば体力を消費したからかもしれません。
先述の通りリラックス効果はありますが、体力を回復するための効果はサウナには無い、と考えてよいでしょう。
サウナはたくさん汗をかくことから、「ダイエットのためにサウナに通っている」という人も多いのでは。
しかし実際には、サウナでのカロリー消費はそれほど多くありません。
体重60kgの人が10分サウナに入ると、およそ15~30kcal消費できるといわれています。あれだけ汗をかいた割には、想像以上にカロリー消費できていませんよね。
ただそれ以上に筆者の考えとして、「ついつい食べ過ぎたり飲みすぎたりする」ことも太りやすい要因だと思います。
サウナに併設されている食堂ではサ飯として多くのグルメをおすすめするポスターを目にします。しかしいずれも味が濃く、見るからにカロリーの高いものが多いです。
サウナのあとは喉も乾けば、お腹も空く。ついつい食べ過ぎてしまう要因のひとつに、サウナはなりかねません。
トータルで見ると、サウナは太りやすい娯楽ではないかと筆者は考えます。
意外と見落としがちなのが髪の毛のダメージです。
サウナ室から出た直後に、髪の毛を触ってみたことはありませんでしょうか。その時、とても髪の毛がパサパサしているはずです。
よくよく考えれば、ずっとドライヤーの温風に全身を当てているようなもの。髪の毛が乾燥するのも当然です。
髪質が悪くなると将来的にハゲてしまう原因になったり、傷んだ髪だと見た目にも影響が出ることがあります。
とはいえ挙げたデメリットに関しては、対策もあります。
たとえば「A太る」に関していえば、飲み物をビールから炭酸水に変える、おつまみを枝豆や豆腐にするなどの対策をとることで摂取カロリーを抑えられます。
またサウナに入る前には必ずジョギング等の運動をするなどのルーティンを作ると、より太りにくくはなるかと思います。
「B髪へのダメージが大きい」に関しても、サウナハットを被る、または頭にタオルを巻く等して直接熱風が当たるのを防げば比較的ダメージも少ないです。
また無印良品等で販売されているヘアオイルで、髪を保湿するのもよいでしょう。
近年のサウナブームで多くの芸能人や書籍でその効果を大々的に伝えている一方、デメリットにあまり目を向けられていないのも事実かなと筆者は感じます。
とはいえサウナには、数多くの魅力があるのも事実です!
サウナ通いする前は水風呂に入るのが苦手だったのに、今では水風呂の魅力にはまってしまった人も多いのではないでしょうか。
気を付けなければいけないところは気を付けて、楽しいサウナーライフを送ってくださいね!
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