ファンタジー好きにおすすめ!ボルヘスの「幻獣辞典」

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ファンタジー好きにおすすめ!ボルヘスの「幻獣辞典」


幻獣辞典 (河出文庫)

 

皆さんは調べ物をするときに何を利用しますか? ツイッターでしょうか。それともウィキペディアでしょうか。

 

いかがでした系ブログ…確かにそれらも時と場合によっては有用なこともあるでしょう。

 

ですがやっぱり1次ソースに勝るものはないと思うのです。1次ソースとは書物などのこと…つまりは読書! 

 

ところで私は神話・モンスターの類が大好きです。皆さんも当然、好きなことでしょう。

 

今回はそんな皆さんや私にとってもバイブル的ないわばスタンダート、オーソドックスにてマストなアイテム…やっぱこれだねなブツをご紹介したいと思います。

 

怪物を調べるならコレ! そう…ボルヘスの幻獣辞典でございます! それでは皆さん参りましょう。いざ幻想の世界へ…!!

 

 

このページの目次
  1. 幻獣辞典について
  2. 幻獣紹介
  3. まとめ

 

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幻獣辞典について

と言いつつも、この幻獣辞典も二次創作・三次創作的な側面があり、中には一次出典すら怪しいもの(というより恐らくボルヘスの創作)もあるのですが…(汗)。

 

まあ細かいことはいいんです。大昔の話なんて確かめようがないですからね。面白いと思えればそれでいいのです。

 

幻獣辞典はホルヘ・ルイス・ボルヘスとマルガリータ・ゲレロによって記された、古今東西の神話や伝承に登場するあらゆるモンスターを紹介する書物です。

 

初版は1957年に発表されました。それから第2版は1967年。最終版は1969年に発刊され、我々がよく知る幻獣辞典とはこの最終版を指します。

 

辞典という体ではありますが、どちらかというと辞書ですかね。挿絵も少なめで文字がビッシリと…ですがボルヘスは作家ですからね。非常に文学的に読ませてくれます。

 

さて肝心のモンスター情報ですが、有名どころから微妙にニッチなところまで、まさに痒い所に手が届くといった感じでしょうか。

 

ボルヘスの出身である南米の怪物たちはもちろん、日本のヤマタノオロチやフランツ・カフカの小説に出てくる怪物までも網羅しています。

 

ですが無闇やたらと怪物を詰め込んでいるわけではなく、質・量ともに程々といったところでしょうか。これくらいの分量が丁度よいと私は思いました。

 

ビジュアル的な華はやはり少ないので、モンスター初心者にはちょっととっつきにくいかも知れません。

 

ですが読み物としての完成度が高いので、ジックリと読んでいる内にモンスターの知識がグングンと身に付きますよ。

幻獣紹介

ここでは個人的に印象的だと思った怪物たちをザックリ紹介したいと思います。詳しく知りたいなら是非、幻獣辞典を手に取って読んでみてくださいネ。

 

ア・バオ・ア・クゥー

かの機動戦士的アニメに登場する宇宙要塞の元ネタだと思われる怪物です。

 

チトール(チットールガル?)にそびえ立つ「勝利の塔」を登りきった者は涅槃に達すると言います。

 

この塔に棲むア・バオ・ア・クゥーは階段を登る人間の踵にぴったりとくっ付き、だんだんと発光し始めます。

 

しかし塔を登り切れる=涅槃に達せられる人間などほとんどいないので…。

 

オドラデク

フランツ・カフカの短編小説『Die Sorge des Hausvaters』にて登場する謎の生命体…というか本当に生き物なのかどうかすらアヤシイ存在です。

 

星型の糸巻きに棒とかがごちゃごちゃくっ付いたような姿の怪物で、自らをオドラデクと名乗り、神出鬼没にどこにでも現れ、いつの間にか姿を消す…あまりの意味不明さに私は不安になる…そういった内容の怪物です。

 

ペリュトン

ペリュトンとは、かつてアトランティス大陸に棲んでいたとされる恐ろしい怪物です。鳥の体にシカの脚と頭を持ち、日の光を浴びると人間の影を浮かび上がらせます。

 

人類にとっては不倶戴天の敵であり、明確な殺意の下、集団で襲い掛かかり殺そうとしてきます。なぜそんなことをするのでしょう? 

 

それには実は深い理由がありました…。恐らくボルヘスの創作であろう怪物の一つです。

 

ニスナス

ニスナスとは、手と足と頭がそれぞれ半分しかなく、人間を丁度縦に真っ二つにしたような姿を持つ怪物です。片足ですが非常に俊敏に動くことができ、高速で跳ねたり走ったりすることができるといいます。

 

マイナーな存在ですがアラビアの書物にも登場する由緒ある怪物です。

 

足萎えのウーフニック

足萎えのウーフニックは怪物ではなく、ユダヤの伝承に登場するという、とある宿命を背負った36人の人間の事です。

 

日本語版だと一番最初に言及される存在なので印象に残りますね。なんとも言えない儚さがこの話にはあると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 幻獣辞典の魅力が少しでも伝わったでしょうか。

 

この記事で紹介した内容は幻獣辞典のマジでほんの一部にしかすぎません。やはり書物というものは、実際に手に取って読んでみるという行為が大切だと思うのです。

 

この記事を切っ掛けに皆さんがめくるめく幻想生物の世界へ足を踏み入れられたのなら、私としても幸いでございます。ご清聴ありがとうございました。

 


幻獣辞典 (河出文庫)

 

 

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