【蛇編】最強は?神話の生物強さランキングを徹底解説

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最強は?神話の生物強さランキング【蛇編】

最強は?神話の生物強さランキング【蛇編】

 

皆さん、蛇はお好きですか?

 

私は苦手です。噛まれると痛そうですし。近頃めっきり暖かくなって蛇がウネウネと這い出て来ています。

 

皆さんも噛まれないように注意してくださいね!

 

さてそんな蛇ですが、古代の人々はそのウネウネ感に川の流れを見たのか…はたまた脱皮する姿に生命の息吹を見たのか、神聖な存在として奉られることもあったようです。蛇は強し。

 

そこで今回は神話に登場する蛇の強さを、神話マニアの私が独断と偏見でランキングにしてみました!

 

 

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【第4位】ヨルムンガンド

ヨルムンガンド
ウィキペディアより

 

北欧神話きってのヴィランといえばロキ。

 

彼が女巨人アングルボザとの間にこしらえた子供たち…巨大狼フェンリル、ネクロマンシーおばさんヘル、そして意味不明なほどデカくて長い超ド級の大蛇…それがヨルムンガンド、またの名をミドガルズオルムです。

 

どのくらい長いのかというとミッドガルド(人間の世界)を何周にもわたってグルグルと取り巻くことができるとのことです。なんだか途方もないですね!

 

その戦闘能力も尋常ではなく、最終戦争ラグナロクにおいて、かの有名な北欧神話最強のマイティなソーこと雷神トールさんと激突しました。

 

海から這い出るヨルムンガンド!対するトールは、当たれば大抵の生物は即死する究極のトンカチ、ミョルニルを投擲!

 

1発!2発!3発目でようやくヨルムンガンドを仕留めることができました。

 

恐るべきタフネスですね。やはりデカさは生命力。

 

しかしそんな最強のトールさんも、ヨルムンガンドの吐き出す猛烈な毒気にやられ、息絶えてしまうのです…。

【第3位】レヴィアタン

レヴィアタン
ウィキペディアより

 

旧約聖書…ユダヤの伝説に登場する巨大な怪物、それがレヴィアタンです。リバイアサンの名前でも有名ですね。

 

神の創り出した生物の中でも最強の存在であり、その堅牢な鱗はいかなる武器の攻撃も受け付けず、口から火を放出し、鼻からは煙を噴出する。

 

もはや怪獣ですね!某光の国の超男たちとも渡り合えそうです。現在ではもっぱら海蛇のイメージですが、本来のモチーフは鯨だそうです。

 

さてこのレヴィアタン、当初はオスとメスの二匹が創られたのですが、神曰く「あかん、こいつら繁殖したら海がパンパンになるし世界が滅ぶ。ゆえにオスは殺す。」という理由でオスは抹殺されました(悲)。

 

残されたメスも最後の審判の日に食料となって人々にムシャムシャ食べられるそうです。意外と人生ハードモードですね。

 

鱗が硬くて食べづらそう…ですが最強というだけあって非常に濃厚な出汁がとれそうです。今から楽しみですね。

 

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【第2位】アペプ

アペプ
ウィキペディアより

 

エジプト神話の主なる神といえばラーが有名ですね。ラーといえば太陽神…光るある所に闇あり…という訳でそんなラーさんの最大の宿敵、それがアペプです。

 

筋金入りの闇属性…なんかもうナチュラルボーン邪悪って感じのワルワルな蛇であり、ありとあらゆる悪を成そうとこの世に災いを振り撒きます。

 

ラーさんの一日は早い。太陽の船に乗り込んだラーさんは、日の出とともにフンコロガシの姿で空を上っていき、昼間はハヤブサの姿になりプワーッと空を飛びます。

 

これはつまり太陽の運行を表しています。

 

ここで件のアペプがシャーッと襲い掛かってきます。哀れにもラーさんが丸呑みされた場合、世界は闇に包まれることでしょう。

 

古代エジプト人は日食をこのように表現したのですねー。

 

しかしご安心を。大抵は砂漠の暴風セト神がアペプをボコボコにしてくれます。毎日ボコられたらアバラがボロボロになりそうですね。

 

ですが時代の変遷とともにセト神とアプペは同一視され、悪の化身セトとして恐れられるようになったのです。

 

※エジプトでは異なる神が合体することは日常茶飯事なのです。

【第1位】テュポーン

テューポーン
ウィキペディアより

 

ギリシア神話の主神ゼウス。いまでこそエロジジイかつクソジジイ扱いですが、かつては立派に神様をやっておられました。これはそんな時代のお話です。

 

ティタノマキア。ギガントマキア。二つの戦争が終結し、もはや我々に敵はないと、オリュンポスの神々はなんかこうイキってました。

 

それにブチ切れたガイア(大地)はタルタロス(奈落)と交配し、かくしてギリシア史上最強究極の生物が誕生したのです。

 

テュポーン…タイフーンの語源になったともいわれるこの生物は

 

・上半身はムキムキの人間
・下半身は大蛇
・星に頭が擦れる程の巨体
・肩から100匹の蛇がウネウネと生えてる
・目から炎
・奥さんと子作り、凶悪な怪物を次々と生み出す
・意味不明なくらい強い

 

とまぁチートのような怪物だったのです!恐れおののくオリュンポスの神々!しかしゼウスは動じない!果敢に攻めるゼウス!両者大激突!

 

海陸空の全てが炎上!世界はブルブルと振動!地獄!阿鼻叫喚の地獄!なんやかんやあって最後にはゼウスが勝利。

 

テュポーンはエトナ火山の下敷きとなり、今もなお飛び立たんともがいている最中という…。

まとめ

いかがだったでしょうか?現実の蛇は怖いですが、神話の蛇はもっと怖いですね!全体的に図体もスケールもデカイ!

 

それほどまでに古代の人々は蛇という生物に畏敬の念を感じていたのかも知れませんね。

 

この記事が皆様の神話的知識を深めるとっかかりになるなら幸いです。

 

それではSee you again!

 

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