Elonaで学ぼう!「古書物・古文書」元ネタ解説まとめ

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Elonaで学ぼう!「古代の書物」元ネタ解説まとめ

Elonaで学ぼう!「古書物・古文書」元ネタなど解説まとめ

 

Elona(エロナ)は、フリーウェアのローグ・ライク・ゲームです。

 

正式名は『Eternal League of Nefia』。ローグライクとは、要するにローグっぽいってことです。

 

トルネコの大冒険や風来のシレンなどが有名ですね。

 

いやぁelona、めちゃんこ面白いですよね。

 

最初の数時間は「なんやねんこのクソゲー!」という気持ちでゴミ箱へ捨てようかどうか何回も悩みましたが、さらに数時間経つと、突然変異で脳が機械化されたようにドップリとのめり込むようになりました。

 

きっと皆さんも同じことだったしょう。そんなリアルの人生をゴミ箱に捨てそうになる魔性のゲームelonaですが、「elonaと言えば」と聞かれたら貴方は何と答えますか?

 

・高い自由度。
・ロミアス。
・温泉でクジラを釣って活け造りに。
・ジェノサイドパーティー。
・結婚詐欺で荒稼ぎ。余った嫁(人外)は寝取らせて善行を積む。
・媚薬をぶつけて強制産卵プレイ。あるいは自らが飲んで産む。
・ギャルのパンティおくれ。
・q!!

 

いやぁ挙げても挙げてもキリがありませんね。そのくらい楽しい魅力がいっぱい詰まっているということですね。

 

ちなみに私は本の表紙を眺めるのが好きなので『古書物』をピックアップしますね。(古書物とはelona世界における古代の書物。最後まで無事に読み終えることができれば解読成功。失敗したら最悪死ぬ)。

 

というわけで今回はelonaに登場する古書物の元ネタ解説を行いたいと思います。

 

 

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ヴォイニッチ写本

ウィルフリッド・ヴォイニッチに発見された謎の古文書のようなものです。ヴォイニッチ手稿とも言われます。

 

我々の基底世界にも実在する謎が謎を呼ぶ謎だらけの謎のナニカです。

 

恐らく中世くらいに書かれたとされていますが、未解読の文字とファンタスティックな挿絵が今だ多くの専門家を悩ませています。

 

が、elonaではそこら中に適当に落ちてるうえに、適当に読むだけであっという間に解読できる…いわば古書物の入門書のような扱いです。

 

elona世界における読書のスキルが凄すぎるのかも知れません…。

ドール賛歌

ドール讃歌。皆さんご存知、クトゥルフ神話に登場する架空の書物です。

 

ドールとは超でっかい芋虫みたいな生物のことですが、この書との関連性は不明です。

 

555首の異なる讃歌…呪文が記載されているそうです。

ポナペ教教典

ポナペ経典。ポナペとはポンペイ島のこと。

 

これまたクトゥルフ神話に登場する架空の書物です。ヤシの葉の皮紙で作られており、古代ムー大陸におけるクトゥルーとその息子たち…いわゆるゾス三神の起源について記されています。

 

1734年、アブナー・エゼキエル・ホーグ船長がポナペで発見。

 

使用人に翻訳させた写本が闇の邪教団やオカルティストの間で密かに愛読されていたといいます。

 

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グラーキ黙示録

またもやクトゥルフ神話の書物です。

 

グラーキとは旧支配者(大雑把にいうなら邪神)の一柱で、英国のブリチェスター(架空の地名)近辺の湖畔に生息するナメクジのような宇宙生物です。

 

触手を人間にブッ刺し、体液を注入することで従順な奴隷&ゾンビに変容させます。こうしてグラーキの僕となった人々がリレー形式で書き上げたのがグラーキの黙示録です。

 

様々な宇宙的恐怖の知識、接触方法などが記されているといいます。

グ=ハーン断章

またもやクトゥル(ry。アフリカの奥地に存在するといわれる地下都市グ=ハーン。

 

かつてこの地に生息していた古のもの(Elder Thing)によって記された石板を、1934年に探検家ウィンドロップが持ち帰ったのがこのグ=ハーン断章です。

 

解読しようとする試みは旧支配者たちにとって都合が悪いらしく、解読者は次々と彼らの攻撃を受けることになるのです。

 

elonaにおいても古書物の解読を試みて失敗すると、モンスターに囲まれフルボッコにされることが稀にだがよくあります。

断罪の書

またまたクトゥ(ry。クトゥルフ神話の産みの親と言えばそう、ハワード・フィリップス・ラヴクラフト氏ですね。

 

彼の著書『チャールズ・ウォードの奇怪な事件』作中に名前だけが登場する本です。

 

これは実在する超常現象本『The Book of the Damned』をラテン語(Liber Damnatus)にしたもの、なんだそうです。

 

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ドジアンの書

ジャーンの書とも。神智学者ヘレナ・P・ブラヴァツキーがその存在を主張した、アトランティス文明の叡智を伝える世界最古の書物…だそうです。

 

このドジアンの書を基にブラヴァツキー夫人が書き上げたのが『シークレット・ドクトリン』です。

 

そのほのかに漂う胡散臭さゆえか、クトゥルフ神話に輸入されました。一説によると、かの有名な魔導書『ネクロノミコン』の原典なのかも知れない、というのです。

 

もしドジアンの書が実在するのなら、ネクロノミコンも実在するということになりますね。それはつまり宇宙的恐怖な邪神たちもこの世界に存在することに…。

 

エイボンの書

象牙の書。多いですねぇクトゥルフ関連の書物。

 

北極海と北大西洋の間のグリーンランド近辺にあったとされる古代大陸ハイパーボリア。

 

古代ハイパーボリアの偉大なる大魔道士エイボンが書き記しとされる魔導書がこのエイボンの書です(弟子が編纂したという説もあります)。

 

かの有名なネクロノミコンに相当する魔術書で、ネクロノミコンに書かれていないことがこのエイボンの書には書かれているといいます。

 

大いなる教書

大奥義書、グラン・グリモワール、赤い竜、真の赤き竜など異名多数。18世紀ごろにイタリアで書かれたとみられるグリモワール(魔術書)の一つです。

 

特筆すべきはやはりルキフゲ・ロフォカレの存在でしょう。

 

地獄の首相、宰相を勤める大悪魔であり、ルキフゲ・ロフォカレを召喚し巨万の富を得る方法が大いなる教書には記されています。

 

もちろん大金を得たとしてもそれが幸運に直結するかは分かりません。なぜなら、悪魔との契約には手痛い代償が付き物なのですから…。

 

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セラエノ断章

またクトゥ(ry。プレアデス星団の恒星セラエノ、その大図書館にあった破損した石板をミスカトニック大学の教授ラバン・シュリュズベリイ博士が英訳したものです。

 

飲めば宇宙空間でも死なずにすむ黄金の蜂蜜酒の製造方法、宇宙空間でも光速の10分の1でビュンビュン飛ぶことができる超生物、バイアクヘーの召喚方法などが記されています。

 

ネクロノミコン

クト(ry。日本語訳で死霊秘法。遂にきました…ネクロノミコンです。まさにクトゥルフ神話を代表するアイテムといってもダゴン、いや過言ではないでしょう(爆)。

 

ネクロノミコンは狂人アブドゥル・アルハザードが730年にダマスクスで書き記した『アル・アジフ』を原典とします。

 

アジフとはアラブにおいて魔物の鳴き声と信じられていた、夜に鳴く虫の声を表しているとの設定です。

 

その後、狂人アブドゥルは738年、不可視の怪物に白昼堂々ムシャムシャと貪り食われたと伝わっています。

 

950年、ビザンティウムにてテオドラス・フィレタスによりアラビア語からギリシア語に翻訳。このとき『ネクロノミコン』の名を冠せられました。

 

その後も禁書や発禁をされつつ様々な言語に翻訳されましたが、欠損せず現存するものは5部ほどしかありません。

 

記載内容は作品によって色々ですが、旧支配者や外なる神についての知識、様々な呪文、アーティファクトの製造方法など、とにかく名状しがたい雰囲気が漂います。

 

こんな曰く付きのネクロノミコンですが、実際読むだけで頭がおかしくなって死ぬので、強靭な精神力がためされることでしょう。

 

ルルイエ異本

ク(ry。オーガスト・ダーレスの『ハスターの帰還』にて初登場した魔導書です。

 

アーカムの研究家エイモス・タトルがアジア内陸部にて10万ドルで購入した写本であり、人間の皮で装丁されています。

 

明らかにヤバそうなこの本ですが、はたしてその内容は南緯47度9分−西経126度43分の海底に沈んでいる古代都市ルルイエに封印されているクトゥルー(クトゥルフ神話の顔ともいえますね)についてのあれこれが記載されています。

 

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エルトダウン・シャールズ

ク(ry。エルトダウン・シャーズとも。1882年、イギリス南部エルトダウンにて三畳紀の地層から発掘された23枚の粘土板の破片です。

 

人類誕生のはるか以前に書かれた謎の言語ですが、1912年、アーサー・ブルック・ウィンスタース=ホール牧師が翻訳に成功しました。イスの偉大なる種族について言及されているそうです。

 

イスといえば時間を超越した精神生命体で、優れた科学技術を持ち、他の生物の肉体を乗っ取るのを得意とする知的なインテリ宇宙人ですが、elonaではひたすら敵を発狂させ、ひたすら殴り殺そうとしてくる凶暴な輩に。

 

ちなみにelonaではその辺の水たまりでエロ本を釣ることができます。イスの偉大なる種族にエロ本を持たせることでウ=ス異本に…なったら嬉しいですよね。

 

金枝篇

実在する書物です。イギリスの社会人類学者ジェームズ・フレイザーによって著されました。金枝とはヤドリギのことです。

 

世界各地の宗教学、民俗学、神話、魔術、呪術などあらゆる古代の信仰について記された、完成までに40年以上かかったといわれる超大作です。

 

elonaにおいては最も解読難易度が高い書物の一つとして登場します。

 

現実で一番謎なヴォイニッチ写本がelona世界では簡単に読めて、現実で普通に一般流通してるこの本がelona世界では最上級に難読という…この感じ、このセンス、私は好きです(^^)。

 

終焉の書

これはなんでしょうね。元ネタが分かりませんでした。elonaオリジナル本でしょうか?
(ver1.16以降は出現しないアイテムです)。

まとめ。遺書は?

いかがだったでしょうか? この記事をとっかかりに、皆さんが少しでも妖しい古書物を読みあさり、名状しがたい知識を授けられたとすれば幸いです。

 

それにしてもクトゥルフの世界とelonaの世界…どっちがマシなんでしょうね? 

 

どっちにしろまともな人間は死ぬしかなさそうです。それではノースティリスとハイパーボリアに愛を込めて…See you again!

 

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