皆さんは、スノーボードが上手くなるチャンスは冬しかないとお思いではありませんか?
実は、日本中には春から秋のオフシーズンにもスノーボードができる「オフトレ」の施設があります!
例えば、東京近郊にお住まいの方であれば、東海道新幹線の新横浜駅最寄りの「スノーヴァ新横浜」という室内ゲレンデや、埼玉県坂戸市には芝生ゲレンデの施設「埼玉BRUSH」等が有名な観光地です。
とはいえ、「近くにオフトレ施設もないから交通費や施設利用料等がかかるし…オフトレをしようと思ってもなかなか行動に移せない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
でもご安心ください。実は、お家でできるトレーニングも多数あるのです!
そこで、スノーボード歴4年以上の筆者が、お家でできるオフトレとオフトレ環境の整備の仕方を伝授します!
本記事を読んで皆さんもお手軽なオフトレを実践し、皆さんも来シーズンのヒーローになりましょう!!
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お家でオフトレをお勧めする大きな理由はズバリ「手軽で、かつシーズンの感覚を忘れなくていい」です。
皆さんは、ウィンターシーズン最初にゲレンデに行った際、初めて滑る際に緊張したということはありませんでしょうか?
あるいは、年1〜2回しか行かない方であれば、ゲレンデで滑りを思い出しながら滑り続けて、結局思い出した時には1日が終わっていたなんてことはありませんでしょうか。
オフトレをしておくと、この「感覚を取り戻す」「久しぶりに滑る恐怖感」というものがなくなり、昨シーズンの上手さの自分からすぐにステップアップの段階に移ることができます。
さらに、家でトレーニングを行えることでの手軽さから、練習を続けやすいので、どんどん自身のスキルが上がっていきます。
上達していくと自身のモチベーションにつながり、どんどん上手くなっていきます。そのことから、お家でのオフトレは非常におすすめなのです!
前段で述べたお家のオフトレですが、最低限「環境の整備」が必要です。
たとえばフローリング上でオーリー等をすると、間違いなく床に傷がつくうえ、騒音でご近所の方々にも迷惑がかかってしまいますよね?ですので、ある程度家でもオフトレができる環境づくりというのが必須となります。
「でも環境の整備ってなんだか難しそう…」と思った方もいらっしゃったかもしれませんが、ご安心ください。オフトレの環境は、なんと「100円ショップ」で買うことができます!
騒音・傷対策で一番簡単なのは、「樹脂製のジョイントマット」を購入してください。1タイルあたり30cm×30cmのもの等があります。150~160cmの板をご使用の方であればタイルが10枚あれば十分だと思います。
100均だとちょっと…という方はホームセンターにも同様のものが販売されていますし、あとはニトリのマットレス等もよいでしょう。
また、ヨガマット等も有効です。下にカーペットの滑り止め等を使用すれば、足元が固まりより安全にオフトレを行うことができます。
グラトリ等ジャンプを中心にされる方であれば、その場でオーリー・ノーリーを行うこともおすすめです。
カービングを極められている方であれば、姿見などを使用して、基本姿勢の見直しを行うこともよいでしょう。壁等に手を付けて、角付けをした時の姿勢を保つトレーニングを行うこともおすすめです。
今回、筆者がグラトリを行う方にもカービングも行う方にもおすすめしたいトレーニングが「テールプレス」を実践することです!
テールプレスとは、その名の通りテールを押し付けるイメージでノーズを浮かせる技です。これを実施することにより、グラトリではオーリーの高さを、カービングでは角付けの際の足場がより固まり、カービングの安定感が増します!
また、板がなくても、身体の基礎体力の向上もオフトレになります。おすすめなのは体幹を鍛えることです。
毎日30秒×3セット、プランクをやるだけでも全然違いますし、ランニング等を習慣にしていれば、持久力がつきゲレンデでばてることなく長く滑ることができます!
その他にも家でできるトレーニングは多々ありますが、まずはこのテールプレスと、体幹を鍛えることをするだけでもシーズンの滑りに繋がります。
以上のように、工夫次第でスノーボードのオフトレは手軽にできるようになります。少しずつの積み重ねで、ウィンターシーズンのヒーローになることができるのです!
もちろん、板に乗って滑る感覚というのはオフトレで身につけることはできませんので、そちらを重視されているようであればオフトレ施設へも行くことをおすすめします。
ですが、グラトリ等をメインでされる方はお家でのオフトレでも十分です。身近にできることからコツコツと進めて、来シーズンのヒーローになってくださいね!
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