まずは仕事が嫌になってしまった理由を分析しましょう。
・給料や労働条件への不満など「制度」の問題
・苦手な上司や部下がいるなど「人間関係」の問題
・仕事にやりがいが見出せないなど「仕事内容」の問題
以上の概ね3つに分けられると思います。
問題が明確になれば、具体的な解決策は立てやすくなります。
たとえば、制度や人間関係の問題であれば会社の人や友人に相談する、仕事内容の問題であれば他の仕事や会社を探す、などがあるでしょう。
しかし問題解決できない場合もあるでしょう。
そのようなときにぜひ試してほしいことを、次に紹介したいと思います。
仕事が嫌だと思う気持ちには、困難な状況を克服できないという苛立ちが根本にあると思います。
仕事が嫌になる原因や解決方法は外部にあると思いがちですが、実は全て自分の中にあるのです。
自分が現状をどう捉えるかによって、仕事を好きにも嫌いにもなります。
だとしたら、仕事が楽しくなる方法を徹底的に考えましょう。
ひとつは与えられた仕事をこなすだけでなく、自分自身が楽しめることを付け加えてみるという方法があります。
私は教師になった当初、下手な授業だったからでしょう、生徒や上司にけなされ、仕事が嫌になりました。
そのとき、どうしたら楽しめるかを考え、自分はイラストを描いたり文章を書いたりするのが好きだということを思い出しました。
そこで、授業で配るプリントにイラストや自分のコメントを載せるようにしました。
そうすると次第に生徒たちが笑ってくれるようになりました。私もプリントを準備するのが楽しみになり、他の仕事にもやりがいを感じるようになりました。
大きなこと、できないことから頑張ろうとすると、かえって辛くなります。
小さなこと、自分ができることで楽しめることを実行しましょう。小さなことでも達成すると、仕事にやりがいを見出せるようになります。
そして最初は誰からも認められなくても、自分が楽しいと思うことをし続けていれば、次第に周りからの評価が得られるはずです。
また、困難な状況それ自体を楽しんでしまうという方法もあります。
たとえば給料に見合わない仕事量の場合、何分何円でどこまでできるか、などとゲーム感覚で仕事をこなしてみましょう。
苦手な人間がいる場合、そんな考え方もあるのか、人間って多種多様で面白いな、と楽観的に受け止めるようにしてみましょう。
私は嫌なことを言われたとき、自分の至らない点を気づかせてくれる言葉だと思い、感謝するようにしています。
何事も苦しい経験は自分の学びに繋がるのだと思えれば、仕事が嫌だという気持ちも少しは軽くなっていきます。
環境を変えることは難しいですが、物事の受け止め方は自分でいくらでも変えられるのです。
労働条件や人間関係が悪かったり、仕事内容に不満があったりしても、少しでも楽しむことができれば、仕事が嫌だという気持ちは軽くなっていくでしょう。
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自分が楽しめる場所を仕事以外に作ることも、仕事が嫌な気持ちを軽減するのに有効です。その場として、趣味と、人との交流の2つがあると思います。
音楽、旅行、スポーツ、読書、料理、映画鑑賞…なんでもいいでしょう。今まで仕事三昧でなかなかできなかった趣味に、とことん目を向けてみてください。
嫌な仕事を頑張ったあとにする趣味は、好きなことばかりしているときと比べて、いっそう楽しく感じられるものです。
また大好きな趣味をするために稼ぐのだと思えば、前より仕事へのモチベーションは上がるはずです。
家族や何でも話せる友人との交流も大事なこと。私は、仕事で失敗したこと、嫌な思いになったことを、家族や友人にネタとして話しています。
そうすると家族や友人が笑い飛ばしてくれます。誰かが笑ってくれるなら、仕事で嫌なことがあっても無駄にはならない、と思えるようになりますよ。
このように趣味や人との交流を通じて、自分が楽しいと思う場所ができれば、割り切って仕事をすることができるようになります。
それでも、どうしても仕事が嫌で仕方がない場合には転職を考えましょう。
多少の妥協は必要ですが、居心地がよく、自分のことを認めてくれる職場は必ずあります。
今の会社に固執する必要は一切ありません。心身ともにボロボロになる前に決断する勇気も必要です。
仕事が嫌になったということは、逆にいえば改善点があるということです。
逆境は自分を成長させてくれるよい機会になります。逆境をいかに乗り越えられるかが試されているのです。
そして困難なことを克服しようという気持ちが、生きがいとなり、楽しみとなるのです。
ただし、自分の心身を壊してまで働く必要はありません。自分にとって楽しいことを常に最優先しましょう。
自分の人生を選択し、楽しませることができるのは自分しかいないのです。
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