デイサービスはどうやって利用する?制度と種類を解説【保存版】

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デイサービスはどうやって利用する?制度と種類を解説

ケアマネージャーの精度と種類

 

最近は介護保険という言葉が、世に中にかなり浸透してきました。

 

しかし言葉を知っているだけで、中身についてはあまり知らないという人が多いのではないでしょうか。

 

今回の記事では、介護保険を使って利用できるサービスの中でデイサービスについてお伝えします。

 

 

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介護保険とは?

2000年から始まった、高齢者の介護を社会全体で支えていこうという仕組みのことです。

 

そのために一定の年齢になれば介護保険料を徴収し、それを介護保険の財源としています。

 

また介護保険の基本となる考え方は以下の3つになります。

 

自立支援であること

高齢者の世話をするのではなく、自立して自分で生活できるように支援する。

 

利用者本位であること

利用者が自分で多様なサービスを選ぶことができる。

 

社会保険方式であること

お金の使われ方が分かりやすい社会保険方式を使う。

 

介護保険で利用できるサービスには、訪問系サービス、通所系サービス、短期滞在系サービス、居住系サービス、入所系サービスがあります。

 

今回お伝えするデイサービスは通所系サービスに含まれます。

 

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デイサービスとは?内容と種類について

通所系サービスの1つであるデイサービスは、元々自宅で介護が必要ですが家族が介護できないことで誰かに介護してほしい時に使うものでした。

 

そのため自宅にデイサービスの職員が迎えに行き、日中デイサービスで入浴や食事、レクリエーションを提供し過ごしてもらいます。

 

また夕方にデイサービスの職員が自宅まで送るというものです。

 

デイサービスは民間の企業が参戦することができるため、ここ最近はデイサービスの種類は多様化しています。

 

例えば

 

リハビリ特化型デイサービス(機能特化型デイサービス)

理学療法士や柔道整復師といった、身体機能の評価や治療を得意とする職種をデイサービスに配置することで、他の事業所よりもリハビリを重点的に行えることをアピールポイントとしている事業所に多いです。

 

リハビリ特化型デイサービスを行っている事業所は自事業所名にリハビリ特化と書いてあることが多いです。

 

認知症対応型通所介護(認知症デイサービス)

家族が介護で困るのが認知症です。認知症は個人個人で症状が違うため、慣れない家族が介護すると介護疲れが顕著に出てきます。

 

そこで認知症の方を中心にデイサービスに来てもらい、認知症の症状に合わせたプログラムに特化したデイサービスです。

 

また地域に根差したものが多く、地域特化型ともいわれます。

 

地域特化型の特徴は、認知症であっても住み慣れた地域で生活を送れるようにしようという思いがあることです。

 

療養通所介護

この対象となる人は、重度要介護者でありかつ常に看護師によるケアや観察が必要な方です。他のデイサービスとは違い、医師と連携して、安全な体制を整えています。

 

終末期と言われる看取りに向かう時期には、家族では使用できない医療機器を自宅で使ってもらうことも多くなります。

 

そうすると医療者の手が必要になるのでこのようなサービスも利用されています。

 

また看護師による手厚い看護を受けられることが他のサービスと大きく違う特徴です。

 

お泊まりデイサービス

これは保険を利用できないサービスです。

 

家族によっては、旅行や出張などで自宅では数日間だけ介護が出来ない時に、日中デイサービスを利用している施設で夜もそのまま宿泊できるサービスです。

 

保険が使えないように、国が積極的に認めているわけではなく、介護に困った家族からの受け皿として始まったものです。

 

また保険外サービスではありますが、他の宿泊サービスよりも安価ですむことも利用されやすい理由です。

 

しかし、保険外のサービスなので、施設側は本来必要な医療者の人員配置の規定がありません。

 

そのため民間の企業は、無資格者の方が介護に携わってしまう場所もあるため利用には注意が必要と思われます。

まとめ

このようにデイサービスとは言っても、サービスの種類は多岐にわたり、それぞれに特徴があります。

 

あまりよく知らないと知らず知らずのうちにそんなつもりで利用したかったのではなかったんですということになりかねません。

 

またデイサービスに参入する民間企業は年々増えており、それに応じてトラブルも出てきています。使う際には専門職であるケアマネージャーによく相談して決める方がいいと思います。

 

正しい知識で、正しく利用して、利用者さんだけでなくその家族さんの介護負担を減らして家族が支えあって生きていけるようにしましょう。

 

参考文献
1、高野龍昭「これならわかるスッキリ図解介護保険 第3版」,2018/翔泳社

 

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