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「産土神社の参拝方法と効果」を巫女が解説

産土神社の参拝方法と効果

 

有名な神社への参拝もよいですが、もし自分にとって特別な神社があるとしたら…気になりませんか?

 

今回は、そんな産土神社について、他の神社との違いや、参拝方法、その効果をお教えします。

 

 

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産土神社とは?

産土神社(うぶすなじんじゃ)とは、自分の生まれた土地の神様を祀る神社のことです。

 

お母さんのお腹にいたときの住まいから近い神社だと言われています。つまり生まれる前からあなたを見守ってくれている特別な神様です。

 

近くに何社かある場合は参拝してみて一番自分に合っていると感じた神社を、神社がない場合は山や海など自然物を参拝すると良いようです。

 

産土神社と混用される呼び名に、氏神神社、鎮守神社などがあります。

 

ここで違いを説明しておきましょう。

 

氏神神社(うじがみじんじゃ)

今住んでいる地域の氏神様をお祀りする神社のことです。もとは同じ祖先や血縁関係がある同族の守護神を祀る神社を指しました。

 

古代には、氏族は同地域に住んでいたため、同地域の神社は必然的に氏神神社になりました。

 

中世になると同地域に複数の氏族が住むようになり、氏神は血縁関係による信仰が薄れ、土地の守り神とされました。

 

そうして室町時代頃から、自分の生まれた土地の守り神を産土神と呼ぶようになったようです。

 

このような経緯から、産土神のことを氏神と呼んだり、産土神や氏神を土地神と呼んだりもします。

 

鎮守神社

もともと国や城などの守護神を祀る神社です。後に産土神や氏神も土地の守り神であることから、鎮守神と混用されるようになりました。

 

また産土神社や氏神神社と区別するため、学校や職場の近くの神社を鎮守神社と称する場合もあります。

 

この他、血縁や地縁関係以外で個人的に信仰する神社については崇敬神社という言い方があります。

 

この記事では、自分の生まれた土地の神社である「産土神社」の参拝方法や効果を説明したいと思います。

参拝の作法

神社内に複数の神様がいる場合はどうするの?

神社には複数の神様が祀られている場合があります。よって、神社に入って一番大きい社が産土神を祀っているとは限りません。

 

八幡様、お稲荷様、天神様など、霊威が強いと信じられた神様が各地に祀られるようになると、土地神様もこれらの神社の中に吸収されていったのです。

 

大きな社の隣や奥などに摂社末社といって小さな祠があるのを見たことがある人は多いでしょう。この中に土地神様が祀られていることがあります。

 

もちろん一番大きな社は参拝してほしいのですが、その隣や奥にある小さな社にも手を合わせてください。

 

産土神社において特別な参拝の作法はあるの?

参拝の作法は、基本的には他の神社とほとんど同じです。

 

社殿の前でお賽銭を入れ、鈴を鳴らし、二礼二拍手をした後、いよいよ心の中で神様に呼びかけることになります。まずは自分の現住所と名前を神様にお伝えしましょう。

 

どこの誰かも分からない人に挨拶されても神様も困りますので、必ず身元を明かしてください。

 

次に神様の名前を呼びかけます。普通は八幡神社なら八幡の神様などご祭神の名前ですが、産土神社の場合は産土の神様と呼びかけましょう。

 

自分にとって特別な神様だということを伝えるためです。そして、日頃見守っていただいている感謝を述べましょう。

 

そのうえで、私はこれを頑張ろうと思います、と決意表明してください。そして一礼して終わりです。

 

お願いするのではなく、感謝の気持ちを伝え、決意表明することで、神様が自然と力添えしてくれます。

 

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参拝の効果

神社では様々な御利益が得られます。産土神は、あなたを全般的に開運に導く神様ですが、特に素敵なご縁を結ぶ神様になるようです。

 

ネットには、参拝したら結婚や転職が決まった、という書き込みがよく見られます。しかし一番の効果は、心温まる素敵な気持ちになれることだと思います。

 

私は産土神社に入ったとき、知らないところで自分を見てくれている神様がいたのだという安心感と、久しぶりに故郷に帰って自分の現状を伝えるような緊張感で、胸が高鳴りました。

 

そして参拝し終わった後は、すがすがしい気分になりました。

 

すぐに目に見える効果があったわけではありません。しかし、産土神を信じ、明るい気分になれること自体が幸運なことだと思います。

 

産土神とは生まれる前から深いご縁があることには間違いありません。しかし縁は継続することが大事です。一度きりではなく、何度も足を運びましょう。

 

頻繁に参拝できない場合は、産土神社の神札に向かって毎日手を合わせたり、辛いときに心の中で念じたりするだけでもよいと思います。

 

大事なのは神様に感謝する気持ちです。神様を信じ感謝する気持ちを持つこと自体が、人生を明るくします。幸運の訪れを信じられることが幸運なのです。

 

また神様に自分のことを報告すると、自分の生き方とも深く向き合うことになります。その結果が、祈った効果として現れるのだと思います。

まとめ

観光や御利益目当てで有名な神社に参拝している人は多いかと思います。しかし今一度、産土神社をお参りしてみてはいかがでしょうか。

 

自分の原点に帰ることで、見えてくるものがあるかもしれません。

 

参考資料

『神道の本』(学研、1992)
岡田米夫『日本史小百科 神社』(近藤出版社、昭和52)
神社本庁ホームぺージ

 

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