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大学受験に受かる小論文の書き方コツと対策

小論文の書き方コツと対策

 

大学受験小論文って、どう対策すればいいの?

 

小論文で大学合格し、現役国語教師である筆者が、書き方のコツをお教えします。

 

 

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小論文の採点基準とは?

小論文の採点基準はいろいろありますが、大きく分けると二つだと思います。

 

@形式に沿って読みやすい文章が作成できているか【手順】
A独自の視点で考察ができているか【素材】

 

小論文は料理と同じで、手順と素材が大事です。

 

たとえばカレーなら、野菜を切って煮るという手順を守り、隠し味などの素材によって美味しさが決まりますよね。

 

小論文も形式と内容によって、よい文章になるかどうかが決まるのです。

 

これら二つの観点をもとに、得点アップにつながる対策をお教えします。

形式に沿った文章作成のコツ〜小論文の手順〜

数学の問題なら公式に沿って正解を導きますよね。

 

小論文も、ルールに沿って書くと決めれば、自信を持って試験に臨めます。

 

問いの要求に答える

質問に対して正しく答えていない人は意外と多いです。

 

たとえば「SNSの問題点を二つ挙げ、それを解決するにはどうしたらよいか、あなたの意見を述べなさい。」と聞かれているのに、問題点を一つしか挙げなかったり、解決策を述べていなかったり。

 

「問題点2つ」「解決するには」など設問の条件をリストアップし、答えるべき内容を正確に把握しておきましょう。

 

序論・本論・結論に分けて書く

序論

自分が何について述べようとしているのかを書きます。「〜だろうか。」という問題提起から始めるとよいでしょう。

 

課題の文章に対する意見を書く場合は、「この文章の筆者は〜と述べている。」と課題の文章を要約してから、自分が書きたいテーマを述べるようにします。

 

本論

自分の意見とその根拠を述べます。

 

「確かに〜という意見もある。しかし〜。」という形で、はじめに反対意見と根拠を提示し、次に自分の意見と根拠を述べると説得力が増します。

 

結論

本論をふまえ、自分の意見を述べます。

 

序論で問題提起したことの答えを出すつもりで書くとよいでしょう。

 

一文は短く簡潔に

一文は50字程度に収めましょう。長くなるほど読みにくくなります。50字以上になってしまった文は、必ずどこかで区切れます。

 

文を切るコツは、接続語の前後を切ることです。

 

たとえば「〜ので…」「〜だが…」は、「…。なぜなら〜。」や、「〜。しかし…。」などに書き換えましょう。

 

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独自の視点を手に入れるには〜小論文の素材集め〜

ここでは、自分の知識や思考の養い方のコツをお伝えします。

 

@関連分野の書物を読む

大学受験の小論文は、各学部に関するテーマが出題されます。独自の視点を手に入れる前に、その分野の一般論を把握しましょう。

 

まず現代文の単語集などで知識をおさえ、次にその分野の新書を読んでください。より多くの著者の論を読むようにすると、反論の仕方も学べます。

 

哲学や人間科学関係の書物は多くの分野に通じるので、1、2冊読んでおくとよいでしょう

 

Aネタ帳を作る

面白いと思った言葉はどんどん単語帳に書き留めましょう。本のタイトル、著者も一緒に書いておくようにします。新聞のコラムや社説などもよいでしょう。

 

いろんな人の意見や言葉を知ることで、小論文を書くときの参考になります。解答のヒントになりそうな言葉があれば、引用しましょう。

 

そのとき注意したいのは、「○○は『△△』という著書で、〜と述べている。私はこれを受け、〜と考える。」という形にすることです。

 

丸写しではなく、他人の考えを元に自分の考えを深めることが大事です。

 

B自分の文章にツッコミを入れる

自分では独創的な文章を書いたつもりでも、大人から見ると当たり前だと思えることはたくさんあります。

 

まずは先生や両親など大人に文章を見てもらい、どの論理が弱いか、ありきたりになっているか、指摘してもらいましょう。そして、自分でも自分の文章を批評してみましょう。

 

本当にそう言えるか?この根拠で説得できるか?問い続けることで、独創性と説得力のある文章になっていきます。

例題と模範解答

以上をふまえ、次の問題を解いたあとに、模範解答を読んでみてください。

 

例題

学校教育でタブレットを活用することについて、あなたの意見を述べなさい。

 

模範解答

タブレットの活用は、生徒にとって効果的な学びにつながるのだろうか。

 

 確かにゲーム感覚で学習できるソフトや情報検索ツールを活用すると、生徒は進んで学習するようになるかもしれない。しかし、生徒たちは学ぶことの本当の楽しさを見出せるだろうか。学校で学ぶ楽しさとは、意見を交換し合い、物事の認識を深められることだと私は考える。栗本慎一郎の著書『パンツをはいたサル』には「人は直立したから道具を使えるようになったのではなく、道具を使うことを選択したから直立した」とある。道具を使うなら、人間は進化しなければならない。タブレットを使うなら、楽しさを求めるのではなく、学びの質を向上させることを考えねばならないだろう。

 

 タブレットを活用しただけでは、学びは深まらない。タブレットを活用した先に、対話から思考を高めるような、教育内容の進化を考えていく必要がある。

まとめ

小論文対策で培われた能力は、大学や社会でも活かせます。

 

手順と素材を意識してパターン化すれば、どんな問題でも対応できます。

 

自信を持って挑んでください。

 

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