トップページ健康について> アトピー性皮膚炎になると陥りやすい悪循環とは?

アトピー性皮膚炎になると陥りやすい悪循環の原因は?

アトピー性皮膚炎の悪循環に悩む女性

 

どもから大人までが発症するアトピー性皮膚炎という病気があります。

 

子どもが発症すると両親は非常に心配になると思います。

 

しかし、いろいろやっても症状が良くならない・・・

 

そんな悪循環に悩む方もいると思います。

 

そこで今回の記事では、なぜその悪循環が起こるのかを解説していきます。

 

 

スポンサーリンク

 

 このエントリーをはてなブックマークに追加 

アトピー性皮膚炎を起こす3つの原因を解説

皮膚のバリア機能の低下ってどんな状態?

皮膚バリア機能とは、外界からの刺激物に対して体を守る作用のことです。

 

この機能が維持できていると、免疫が正常に働いている証拠です。

 

皮膚バリア機能が低下する原因は?

アレルゲンによる免疫反応

体内にアレルゲンと言われるアレルギーを引き起こす原因物質が入ります。すると皮膚は炎症を起こしてしまいます。

 

皮膚の炎症は皮膚を傷つけるため、皮膚のバリアが壊れてしまいます。

 

また皮膚バリアが頻回に壊れてしまうと、徐々に少ないアレルゲンで皮膚の炎症が起こりやすくなります。

 

保湿ができていない

皮膚の乾燥により皮膚表面の組織に傷がついてしまい、皮膚バリアが壊れてしまいます。

 

痒みにより皮膚を直接掻くことで直接的に皮膚を傷つける

皮膚が痒くなって掻いてしまうと、直接皮膚に傷がついてしまうため皮膚バリアが壊れます。

 

皮膚バリアを維持するためにどうすればいいのか

スキンケアで患部を清潔に保つことと保湿することが重要です。

 

そしてこれこそが、アトピー性皮膚炎を悪化させないためのポイントになります。

 

また皮膚バリアの中には保湿物質が豊富なため、皮膚バリアを壊さないことで保湿物質を減少させないことも大切です。

免疫調整機能の異常

免疫調整機能とは

免疫調整機能の異常とは、アレルギー反応のことです。

 

アレルギー反応とは、アレルギーの原因となるアレルゲンに反応して、体がアレルゲンを体内から消そうとして様々な不快症状を引き起こします。

 

アレルゲンに反応し続けていると、少ないアレルゲンでアレルギー反応が出るようになってしまいます。

 

その状態が免疫調整機能の異常が起こっている状態です。

 

アトピー性皮膚炎に当てはまるアレルギー反応とは

アトピー性皮膚炎は、食物由来のアレルゲンや日常生活環境の中に生きているアレルゲン(環境アレルゲン)がアレルギー反応を起こして皮膚症状を作り上げていると考えられています。

 

中でも生後間もない乳幼児は、食物アレルギーに始まり、子どもの成長と共に環境アレルゲンの中でもハウスダストアレルゲン(ダニアレルゲン)が問題となります。

 

皮膚症状が持続すると、ダニアレルゲンに対するアレルギー反応が起こりやすくなります。

 

すると環境アレルゲンに反応しやすい体になり、アトピー性皮膚炎が悪化します。

 

スポンサーリンク

遺伝的要因

強いアトピー素因と、遺伝的バリア機能異常が考えられます。

 

アトピー素因

食べ物やダニ、ホコリ、真菌(カビ)、ペットのフケなどのアレルゲンに対するアレルギー反応を生じやすいです。

 

これらのアレルギーは、喘息や花粉症など他のアレルギー疾患の発症にもつながると言われています。

 

このことからアレルギーを生じやすい体質ということで、アトピー素因と言われます。

 

遺伝的バリア機能異常

皮膚バリア機能の異常をきたす遺伝を持っていることです。

 

上述した皮膚バリアの項目で書いていますが、皮膚にはセラミドとフィラグリンという保湿成分がありますが、それが生まれつき減少している子供がいます。

 

そんな時は両親が。強いアトピー因子を持っていることが多いと言われています。

アトピー性皮膚炎の悪循環につながる原因

ストレス

・アトピー性皮膚炎は寛解と再発を繰り返す慢性疾患のため、患者と両親どちらもいつまで病気が続くのだろうという不安感を感じやすいストレスを受けやすいです。

 

・症状が強い場合には、顔面に出てしまい思春期の子供には強いストレスになっていまします。

 

・意外にもよくみられるのが、医師の指示に従っても思わしくない結果が得られないことです。

 

そうすると患者さんはストレスを感じてしまい、アトピー性皮膚炎が生じている部位を掻破してしまい、症状が悪化してしまいます。

 

するとストレスが増すという悪循環を引き起こします。

 

・主に対人関係におけるストレスで重症化しやすいです。

 

偏った食生活

・これは乳幼児期に多いことですが食物アレルギーを気にして、両親が食品を制限することで起こってしまいます。

 

・栄養不足により腸内細菌がうまく作成できず、アレルギーを発症しやすい体に変化してしまいます。

 

・食事以外の要因により食物アレルギーになっているケースもあるため注意が必要です。

 

ダニ・ハウスダスト

・環境アレルゲンとして注意が必要です。

 

・皮膚に傷ができてしまっている、または腸内細菌が産生できていない小さい子供の場合は、アレルゲンによる免疫反応が起こりやすいです。

 

免疫反応が起こることで慢性的な炎症が起こり、アトピー性皮膚炎を発症するリスクが高くなります。

 

化学薬品

・化粧品や手洗いの時に使う洗浄剤により、アトピー性皮膚炎を増悪させるリスクがあるので注意が必要です。

 

・角質層バリアが壊されると、深層にある表皮組織を破壊してしまい刺激性皮膚炎をおこしてしまういます。

 

・対策として、洗浄剤を使用するときにはなるべく濃度を上げないようにすることです。そこで洗浄剤の量を少なく、水を多く含んで泡立てて使うことが大事です。

 

・皮膚が炎症を起こして汗管が破壊されると、汗の成分により皮膚炎が起こります。

 

・対策として、汗をかいたらすぐに入浴やシャワーはもちろん、石鹸で清潔にすることが大事です。

 

間違っても、汗をかいたままで体や服を放置しておくと、皮膚バリアが破壊されてしまいアトピー性皮膚炎を誘発してしまいます。

 

乾燥

・乾燥が起こっている時点で皮膚バリアは壊れています。

 

・乾燥を放置しておくと、表面の角質層だけではなく、その下にある顆粒層まで影響します。

 

どちらも外界からのアレルゲンに対してバリアの働きをしているためアレルゲンに体が反応しやすくなります。

 

慢性的にアレルゲンによる刺激を受けることで、炎症が起こり、アトピー性皮膚炎が増悪してしまいます。

 

皮膚への物理的な刺激

・皮膚が傷つくことでそこは炎症が起こります。するとアレルゲンにも反応しやすくなるためアトピー性皮膚炎が増悪します。

 

スポンサーリンク

まとめ

アトピー性皮膚炎の原因は多岐にわたります。

 

どれも本質的な原因はある程度決まっており、生活の中で注意できることは回避しましょう。

 

アトピー性皮膚炎と上手に付き合っていくためにも、何をすれば症状が重症化するのかをご自身で把握しておくことが大切です。

 

参考文献
1、西岡清「アトピー性皮膚炎で悩むのをやめる本」,2014年/株式会社A・M・S
2、田上八朗「スキンケアの科学」,2015年/南山堂
3、江藤隆史「アトピー性皮膚炎」,2016年/論創社

 

スポンサーリンク

 

関連する人気記事

アトピー性皮膚炎を改善する皮膚バリア

 

子どもがアトピー性皮膚炎になった時の親の対応

 

効率よく仕事をするための睡眠方法は?

 

 このエントリーをはてなブックマークに追加