睡眠は脳と体にどのような影響を与える?関係性を解説【保存版】

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睡眠は脳と体にどのような影響を与える?関係性を解説

睡眠と脳と体の関係

 

最近、睡眠について聞くことが多くなってきています。

 

そんな睡眠も言葉が一人歩きすることも多く、結局どうして睡眠をしっかりとらなくてはいけないのか?またどうしてとらなければ悪いのか?

 

それが分からなくなっているように感じます。

 

そこで今回の記事では、睡眠が脳と体にどんな影響を及ぼしているかお伝えします。

 

 

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睡眠と脳の関係性

睡眠は大脳(脳の皺になっている部分)を休ませることが出来る、唯一の行為です。

 

大脳は普段の生活の中で何か考え事をしたり、物事を判断したり、道具の使い方、運動の制御など生きていくうえで必要な幅広い機能を担っている部分です。

 

そんな脳は休まないとだんだん熱を持ち始めてそこに炎症が起こります。

 

炎症部位の脳血管は徐々に脆くなり、脳出血や脳梗塞を代表とする脳血管障害が起こり生活に支障が出てしまいます。

 

またそれだけでなく病気にならずとも睡眠不足で脳を休ませずにいると、物忘れが多くなる、以前まで出来ていた正常な判断や思考が難しくなることによって仕事に支障をきたすことがあります。

 

なので、睡眠をしっかりとり脳を休ませることで、仕事の効率がよくなることに加えて病気の予防にもなります。

睡眠と体の関係

寝ている時には脳だけではなく、体も休んでいます。

 

ただ生命活動を維持するために心臓など、いくつかの臓器は無意識化で必要最低限ですが働き続けています。

 

ただずっとではなく働かなくても、良くなれば休むようになっています。

 

特に食べ物を消化する胃や腸に関しては、寝る前の行動によって寝ている間に休めるかが変わってきます。

 

例えば寝る少し前にお腹いっぱいご飯を食べた場合には、夜寝ている間胃と腸は食べ物の消化に大忙しです。

 

すると本来なら休めたはずの時間に、休まずに朝を迎えることになります。

 

そうすると、寝たのに疲れが取れてないということを感じるはずです。

 

みなさんも一度は夜更かしして、その感じを味わったことがあるのではないでしょうか?

 

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睡眠不足はホルモンを乱す

脳と体の両方に影響するものに、ホルモンがあります。これは脳から出て体の臓器に命令するための物質です。

 

睡眠不足でホルモンが乱れてしまうと、臓器がストレスを感じてしまい本来の力を発揮できなくなります。

 

それどころか他の臓器がその臓器が出来なかった分の仕事を肩代わりしようして、どちらの臓器もわるくなってしまいます。

 

体に感じる不調としては、頭痛や肩こり、腰痛、めまいなど症状は多岐にわたります。

 

睡眠不足で脳も体も休まらないと、ホルモンの影響で臓器が悪くなります。

 

すると肩こりが出てマッサージを受けに行ったけど、翌日にはまた肩こりがひどくなっているなんてこともあり得るわけです。

 

なぜなら肩こりの原因は、睡眠不足から来たホルモン異常だからです。

 

もしそのような知識があれば、肩こりでマッサージを受けに行く暇があれば、少しでもぐっすり眠れるための準備をすべきでしょう。

まとめ

睡眠は脳から見ても、体から見ても、さらには両方の視点から見ても非常に重要なものです。

 

みんな重要だということは分かっていても、はっきりなぜ大事なのか分からないからぐっすり寝るのを頑張ろうと思えないんだと思います。

 

日本は他の先進国と比べても圧倒的に睡眠時間が短い国と言われており、まさにブラック国家というわけです。

 

働き盛りの人はだいたい7時間は寝ないといけないと言われています。子どもであればもっと長い時間寝なければいけません。

 

しかし働いている人は、遅くまで仕事をしても仕事が終わらず、他の人も寝てないから自分も寝てなくても大丈夫、栄養剤やコーヒーで目を覚まして仕事をしなくちゃと思ってしまうことでしょう。

 

また子供たちは携帯電話やSNSの普及によって夜遅くまで友達と連絡を取り合ったり、小さい時からいい大学に入るためにと夜遅くまで勉強したりしています。

 

本来人は寝ることで体を健康にできるだけの自然治癒力があるのです。

 

しかし睡眠不足が蔓延している現代では昔の人がならなかったような病気にも簡単にかかってしまうくらいに免疫力は下がり、また運動能力も低下していると言われています。

 

体の調子が悪い働いている人、子どもはすぐに寝るための準備をして下さい。

 

あなたの体を病気や不調から守ってあげられるのはあなた自身です。あなたが睡眠に対して少しだけ興味を持って少しだけ良い習慣を継続できれば睡眠は変わってきます。

 

一緒に頑張って睡眠不足をなくしていきましょう!

 

参考文献
1、河合真「極論で語る睡眠医学」,2016/丸善出版株式会社

 

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